なぜ私だけが悩み苦しむの?と思ったら
little_momです。
先日、私の尊敬する先生にお会いする機会がありました。
その時にお話したことを書きますね。
私達はいま、真っ暗闇の中で船に揺られています。
どこにいるかも分からず、
どこに行くのかも分からず、
私は誰かも、分からない。
これが、私達の置かれているありのままの姿です。
けれども私達は普段、仕事や遊びに明け暮れていて、
自分達がそのような状況に置かれていることに気付いていない。
しかし、時としてふと、孤独という名の波や、
他の様々な波が船を打ち付ける時、
ふと自分は真っ暗闇の中で船に揺られていたのだということに気づきます。
その時、人は不安になり、悩み苦しむのです。
自分はおかしくなったのか、病気なのかと思うのです。
また、なぜ自分だけがなぜ悩み苦しむのかと思うのです。
しかし、そうではない。
それは、病気というよりは、頭が冴えすぎていて、他の人には見えないものまで見えて、
不安になっているだけなのだと。
それはある意味才能なのだと。
そして、他の人も同じように皆また、真っ暗闇の中で船に揺られているのだと。
ただそれに気付いていないだけ。
そして「今、大変なことが起きている」と先生は仰いました。
自分のこの命が、
自分のあずかり知らぬところで心臓が脈打ち、生きている。
これは大変なことなのだと。
真っ暗闇の中で船に揺られながらも、この命は生きている。
それは奇跡以外の何物でもない、と。
この心臓を動かすあずかり知らぬ力の存在。
そのことに、胸に手をあててじっと感じいろうと。
子どもがいつか何か悩み苦しんだときに、
この話は取っておこうと密かに思いました。