疲れてしまったお母さんへのメッセージ
little_momです。
桜が盛りを迎えていますね。
さて、今日は疲れた心に効くお話です。
禅の言葉に、「百花誰が為に開く」という言葉があります。
春になり咲き乱れる花は、
一体誰のために開くのだろうと。
そう物思いにふける言葉です。
この言葉から学べるのは、
「私という命は、誰かのために咲いている」
ということだと思います。
どれほど自分が素晴らしく優れたものに思えたとしても、
またその逆にどれほど自分が無価値に思えたとしても、
どうやらこの命は誰かのために紡ぐものらしいのです。
産後、お母さんは、今まで多くは「自分だけの」ために生きてきた人生から、
「子どものために」を四六時中思う生活に切り替わります。
その中で、今までできたことが自由にできなくなっていく中、
また昔のように素敵な私、でいられなくなっていく中、
フラストレーションを覚えることもあるのではないでしょうか。
自分自身が確立してきた「これが私!」という感覚が崩れていくことはとても恐ろしく感じられ、
今まであった自信もなくしてしまったり、
自分に価値が感じられないと思ってしまうことも少なくありません。
そんな時に、この言葉を思い出してください。
どんなに素晴らしく思えるこの命も、
どんなに無価値で情けなく思えるこの命もまた、平等に等しく、誰かのために咲いているのです。
だからこそ、無意味な存在は一つもない。
病める時も健やかなる時も、ありがたく、誰かのために咲いていく、
そんな有難い生き方をしてみませんか。