小さいお母さんはつぶやいた

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エクソシストを肴に人生論を語ってみる(ホラー注意)

f:id:little_mom:20171121202620j:plainlittle_momです。

突然ですが皆さん、ホラー映画の金字塔である「エクソシスト」という映画をご存知ですか?

怖いのが苦手な方は、絶対に絶対にググらないでくださいね!私も予告編しか見たことなく、それだけで既にトラウマです。一生観たくないし観ないつもりです。

しかしですね皆さん。
意外にも、このエクソシストから人生論が語れるのですよ!

きっかけは、なぜかエクソシストのあらすじがふと気になり、恐る恐る調べてみたことです。

あらすじは、本当にざっくばらんですが、ある少女が邪悪な悪魔に取り憑かれたことで、これまでの可憐な姿は何処へやら、それはそれは見るも無残な別人格に変わり果て、日々暴走して発狂します。

母親は、これは私の娘ではない。何か邪悪な存在に取り憑かれている、と悟るのです。

そして少女がある日助けを求めたことで、二人の神父が出動して決死のお祓いを行い、少女は生還を果たすのです。

あらすじはここまで。

これを読んで、私は何だか他人事と思えなかったのです。誰しも、悪魔に取り憑かれることはあるんじゃないかと。

現代では一般的に、悪魔は存在しないとされています。しかし、それに代わる現象はいくらでも起きているのです。

うつ病、いじめ、虐待、自殺などなど、人が何か邪悪なものに取り憑かれたように哀しく変わり果ててしまうことは、この世に多くあるんじゃないでしょうか。

きっと昔はこういったことが起きた時、「悪魔に取り憑かれた!」とか、「狐に化かされた!」とか、「妖怪に悪さされた!」とか「蛇に騙された!」とか言ったんじゃないかと考えます。
昔話や神話ではこういうものが非常に多く出てきます。

だから、悪いことが起こったら、悪魔に取り憑かれたら、お祓いをして解決していたんだろうと想像します。

私はこれはある一定の効果があったんじゃないかと睨んでいます。なぜなら、大抵の悪いことは自らの歪んだ自己暗示から生じるからです。

要は病は気から、全ては心の持ちよう、なのです。

それをお祓いという形で、強力な自己暗示矯正システムに委ね自己を整えることで、心を回復していたのではないかと思うのですよ。

家事代行サービスみたいに、心のメンテナンスを外注できたんです。

しかしそれは、悪魔や妖怪の存在を信じる心があったからこそ機能するシステムだった訳ですね。

現代、悪魔祓いでうつ病を治そうとする人は稀です。誰も彼も、お化けなんてないさ、と歌っているのです。

でも、ここにあるのは全てが自己責任の世界です。
心が壊れたら、それは自分の問題。悪魔のせいじゃないから悪魔祓いも通用しないし、自分で治すしかない。

神様でなく信じるものも自分。でもその自分を信じるのも、自分の責任。

これは実はものすごく危ない世界だと思います。
だって人間は弱く脆いものだから。そんなにいつもかも100%自分を信じるって、相当の精神力じゃないと難しいから。

きっと、神様が絶対に絶対に助けてくれる、と信じるというのは、
絶対に絶対に自分は大丈夫、と信じるということと同じ効果を持つのだと思います。

私達の心に、悪魔(のような存在)はいると思います。しかし私達が悪魔の存在を信じない以上、私達はオリジナルの悪魔祓いを自分で行わねばなりません。

それは、よく休むとか旅をするとか好きなことをするとか、色々です。疲れた心や身体は悪魔の格好の住処だからです。邪気を祓うのです。

最後に、私は自分の子供に、本当に困った時には神様が絶対に絶対に助けてくれるよ、と教えてあげたいです。
それは強靭な精神力を持たずとも絶対の自己信頼をプレゼントすることになると思うからです。

★過去記事★
little-mom.hatenablog.com



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