人生はオーケストラ
こんにちは。
little_momです。
先日、オーケストラを生で聴く機会がありました。
楽器の音も生で聴くと、心の琴線にふれる鋭さ、響き、澄み渡った空気の震えが直に突きささり、自然と涙が溢れるようでした。
演奏者がそれぞれの人生を懸けて、繰り出す音のかけ合いや重なりは、
人生のよろこびや悲しみを直に伝えてくれました。
また、演出で、ろうそくのともしびの中、演奏者が次々と退場して行ったのですが、
次々と消えてゆく演奏者と和音とろうそくたちと、真っ暗闇のなか最後に残ったバイオリニストの2人を見ていると、
共に生き共に死にゆく運命を共有する、人間の人生の縮図のようにも見えました。
オーケストラの音楽は、演奏者という様々な人間が様々な人生をもって命の音を奏で、それが一つに混ざり合い、響きあう人生そのもの。
時に心を刺すような悲しい調べも、たおやかに流れる安らぎの調べも、
人生で人間が感じた心の波動がメロディーになれば、このような感じか、と思えてきます。
(長調と単調がありますが、同じ鍵盤でも弾く場所で喜び、悲しみを表現できますよね。
まるで人間の心のよう。)
心洗われる時でした。
子どもたちにも小さい頃から芸術に親しむ機会を多く設ければ、
きっと心豊かな時を過ごすことができるでしょうね。